
動画で見る失敗事例の切り口から
失敗から学ぶ、本当の経営力。
―うまくいかなかった“あの瞬間”に、次の打ち手の種がある
「診断ノート」で経営の考え方を深掘りし、「経営相談の窓口から」で成功への道筋を描いてきた私たちソング中小企業診断士事務所。
しかし現場では、思いどおりに進まなかったケースこそが、最も学びを残してくれる―そんな確信があります。
そんな「失敗」にあえて光をあてながら本シリーズでは、ありがちな落とし穴や施策のつまずきを、相談者との対話形式でリアルに再現。
- どこで判断を誤り、何が連鎖的に崩れたのか
- その裏に潜む思い込みや情報不足は何だったのか
- 仮に最初からやり直せるなら、どんな順番で立て直すべきか
を“切り口”として掘り下げ、反面教師と具体的な改善シナリオをセットでお届けします。
成功事例と失敗事例―二つの“切り口”を行き来しながら、あなたの経営に最適な次の一手を見つけてください。
※本シリーズは、当事務所に寄せられた複数の経営相談をもとに、個人・企業が特定されないよう業種・数値・名称等を加工し、1つのケースとして再構成しています。守秘義務を厳守しつつ、実際の現場感と学びを損なわない範囲で公開しています。
- なぜ「失敗の分析」が必要なのか ― 専門誌が求めた、地に足のついた視点
- ケース1:SEO会社に任せて失敗… それでも諦めなかった経営者が見つけた“自分の言葉”による集客術
- ケース2:「採っても辞める」組織を変えるには?採用ブランディング再設計のリアルな処方箋。
- ケース3:「売上はあるのに、なぜか資金が残らない」—利益改善コンサル導入で空回りした企業の真実と処方箋。
- ケース4:補助金で失敗する会社の共通点─制度依存と本業との乖離が招いた“理想と現実”のズレ
- ケース5:ターゲット変更で顧客が離れた─EC事業者が見落とした「選ばれる理由」
- ケース6:「値下げすれば売れる」の落とし穴─安さに頼った末にブランドを失った美容サロンの話
- ケース7:「バズったのに閑古鳥」─SNS時代の飲食店、継続集客を阻んだ“届け方の不在”とは
- ケース8:地方製造業の販路拡大に潜む落とし穴─体制不足で受注縮小に終わった失敗事例
- ケース9:「サブスク導入で顧客が離れた!?」─安定収益を狙った美容サロンが陥った落とし穴と再起への道
- ケース10:高額SFAツール導入で混乱したBtoB企業─「現場不在」のIT活用が招いた失敗と、効果を生む仕組み化支援
- ケース11:理念研修だけでは変わらなかった─現場に届かない理念浸透でつまずいた中小製造業の再出発
- ケース12:頑張る人が報われるはずだったのに─評価制度導入で現場がギクシャクした美容サロンの再出発
なぜ「失敗の分析」が必要なのか ― 専門誌が求めた、地に足のついた視点
華やかな成功法則よりも、一つの「つまずき」を徹底的に掘り下げ、そこから再現性のある教訓を導き出すこと。この泥臭くも本質的なアプローチは、経営の最前線で戦う皆様にこそ必要だと信じています。
こうした「失敗を糧にする構造的な分析」の重要性は、専門メディアからも評価をいただいております。経営専門誌『企業実務』(日本実業出版社)2025年12月号の執筆においては、単なる理想論ではない、現場の痛みを知るからこそ語れる「実効性のある解決策」を提示いたしました。
本シリーズで紹介するケースは、誰もが陥りやすい「経営の落とし穴」です。専門誌の紙面でも展開した「多角的な分析視点」をもって、失敗の裏に隠された次なる打ち手の種を共に探っていきましょう。
ケース1:SEO会社に任せて失敗… それでも諦めなかった経営者が見つけた“自分の言葉”による集客術
【お悩み】信頼できそうだと思った士業に強いSEO会社に依頼し、ホームページの刷新や月に4〜5本程度のブログ記事の更新を行いました。しかし、サイトは見た目もテンプレートに沿った『どこか似たような』印象になってしまい、問い合わせも全く増えなかったんです。

ケース2:「採っても辞める」組織を変えるには?採用ブランディング再設計のリアルな処方箋。
【お悩み】長年、採用した若手スタッフがすぐに辞めてしまうという定着率の低さに悩んでおり、外部業者にSNSを活用した採用ブランディング施策を委託しましたが、施策が現実の職場環境と乖離していたため、結果として現場のスタッフとの間に温度差や不信感が生まれてしまいました。

ケース3:「売上はあるのに、なぜか資金が残らない」—利益改善コンサル導入で空回りした企業の真実と処方箋。
【お悩み】利益改善を目的として外部のコンサルタントに依頼したところ、提案されたのは主に経費削減策に偏った内容。資金繰りに頭を悩ませながらも、どこかで『これで改善するはず』と期待していたのですが、結果的に現場はさらなる負担となってしまい…

ケース4:補助金で失敗する会社の共通点─制度依存と本業との乖離が招いた“理想と現実”のズレ
【お悩み】補助金が採択されたとたんに『やらなきゃ』という気持ちに押され、本業とのバランスが取れていなかったのが始まりです。また、補助金に頼るあまり、既存の取引先への支払いも先延ばしにしてしまい、信用面で問題が出てしまって…

ケース5:ターゲット変更で顧客が離れた─EC事業者が見落とした「選ばれる理由」
【お悩み】SNSでの集客を強化し「若年層向け」の新しいラインやパッケージを急遽導入しました。リニューアル費用もかけ、インフルエンサーの起用や広告投資も行ったのですが、実は既存のお客様は急速に離れてしまい、新規のお客様も思うように獲得できませんでした。

ケース6:「値下げすれば売れる」の落とし穴─安さに頼った末にブランドを失った美容サロンの話
【お悩み】オープンから10年、地元のお客様に支えられてきました。特に常連のAさんやBさんには、週一ペースでご来店いただいていて、落ち着いた経営を続けていましたが、コロナ禍で新規客が激減し、売上は一気に3割ダウン。家賃や人件費が重くのしかかり、目的を失ったような焦りがありました。

ケース7:「バズったのに閑古鳥」─SNS時代の飲食店、継続集客を阻んだ“届け方の不在”とは
【お悩み】新商品を大手アカウントがリポストしてくれて大バズり。1〜2か月は週末も行列が続きましたが、3か月目には並ぶ人が半分に減り、半年後には元の週末30人程度に戻ってしまいました。SNS投稿してもいいね数は以前の水準以下。「話題になった店」というイメージだけが残って、新規客もリピーターも増えず、むしろ減った感覚です。

ケース8:地方製造業の販路拡大に潜む落とし穴─体制不足で受注縮小に終わった失敗事例
【お悩み】大手企業から大口受注の話が舞い込んだんです。大きな飛躍のチャンスだと考え、人員や設備を後回しにして引き受けたものの、徐々に残業や休日出勤が常態化し、スタッフが疲弊してきました。品質管理のミスも増え、納期遅延も発生するようになりました。そんなある日、製造部門のリーダーが『社長、このままじゃ誰か倒れますよ』と言ってきたんです。

ケース9:「サブスク導入で顧客が離れた!?」─安定収益を狙った美容サロンが陥った落とし穴と再起への道
【お悩み】正直、毎月の売上の波が大きくて、精神的にも不安定で…。それで、月額制にすれば安定するんじゃないかと思い、サブスクを導入しました。お客様にも“お得”って感じてもらえると思って…。でも、蓋を開けてみたら、常連さんが離れてしまって…“毎月は通えないから、他の店に行く”って言われてしまって…。正直、ショックでした。

ケース10:高額SFAツール導入で混乱したBtoB企業─「現場不在」のIT活用が招いた失敗と、効果を生む仕組み化支援
【お悩み】創業15年、従業員20名ほどのBtoBサービス企業です。ここ数年、営業活動が属人的になっていると感じ、SFAとCRMを兼ねたクラウドツールを導入すれば“売上管理から顧客分析まで一元化できる”と聞き、1年契約で導入しました。しかし操作が複雑で入力項目も多く、営業担当は『時間がないから後回し』とツール更新を避けるようになってしまって…。結局、半分以上のデータが空欄のまま放置されている状態です。

ケース11:理念研修だけでは変わらなかった─現場に届かない理念浸透でつまずいた中小製造業の再出発
【お悩み】創業50年、従業員30名ほどの製造業です。ここ数年は売上は横ばい、利益もギリギリ。そんななかで、次の成長のためには会社の方向性を明確にして、社員が一体感を持って動けるようにしたいと考え、時間とお金をかけて経営理念浸透研修も行ったのですが、変わったのは最初の雰囲気だけ。いつしか現場は納期と目の前の仕事に追われて、理念の話はどこかへ消えてしまいました。

ケース12:頑張る人が報われるはずだったのに─評価制度導入で現場がギクシャクした美容サロンの再出発
【お悩み】都内で美容サロンを経営、スタッフ8名。スタッフの定着がずっと課題で……。頑張ってる子もいれば、すぐ辞めてしまう子もいて。どうすれば公平に評価できるのか、ずっと悩んでたんです。外部のコンサルさんにお願いして、“数値で見える化”する仕組みを作ったんですが、結果を出してる子ほど他のスタッフを見下すようになったり、雰囲気がピリピリして……。

