動画で見るオーダーメイド経営支援レシピ
「この人となら、きっと一緒に進めていける」
そう思っていただけるように、私は“型にはめない支援”を大切にしています。経営の現場は複雑で、日々変化します。だからこそ、どんなときも経営者の思いを尊重し、都度丁寧にすり合わせ、計画を調整していく。その姿勢を支える、私自身の支援スタイルをご紹介します。
この“レシピ”の意味と、必要な理由
現場に入って、お話を伺って、確信したことがあります。それは、オーダーメイドの音楽制作と、経営支援は本質的にとてもよく似ているということです。
私はこれまで、音楽制作においてお客様の思いを丁寧に受け止め、修正を重ねながら「納得いくかたち」へと仕上げてきました。その姿勢をそのまま経営支援にも応用しているのが、このレシピです。
テンプレートや正解の押し付けではなく、何度でも計画をすり合わせていく。
「こうしてみたい」という気づきが出たときには、過去の計画を尊重しながらも、躊躇なく書き換える。
本当に役に立つ支援とは、そういうものだと思うのです。
計画通りにいかなくていい。むしろ、そのときこそ支援の本番。
最初の計画段階では、多くの経営者が少し戸惑いながらお話をされます。外部の人間に経営の中身を見せるということ自体が初めての経験であり、当然のことです。
最初は「さて、どう進めましょうか」と探り合うようなスタンスで、仮説ベースの計画を一緒に立てていきます。
しかし、その後実行に移すと、ほぼ例外なく“ズレ”が生じます。計画通りに進むことの方がむしろ珍しい。
でも、私はそうしたズレを責めることは一切ありません。
そのときこそ、「実はこうしたかった」「やっぱりこのやり方は合わなかった」といった、経営者自身の中にある“本音”が浮かび上がるからです。
そして、それに気づけたときにこそ、納得のいく道筋が見えてくるのです。
信頼は“うまくいかない時”にこそ築かれる
私にとって、軌道修正は支援の一部です。むしろ、それこそが支援の本質です。
思った通りにいかなかったからこそ、本当の方向性が見えてくる。最初からすんなりいかなかったからこそ、意味が生まれる道がある。
私はその場面でも、焦らせたり、問い詰めたりすることはありません。
人間ですから、迷うのも、止まるのも、当然のこと。
私の支援は、そうした“当然の揺らぎ”にこそ寄り添い、次のステップへ進むお手伝いをすることです。
オーダーメイド支援の流れ(全体像)
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ステップ0:事前打ち合わせ(開始前)
- 契約前、または初月前に1回、現状の整理と顔合わせ
- 財務資料・Web・資料等を把握し、準備を整える
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ステップ1:初回訪問
- ヒアリングに徹し、経営者の思いを受け止める
- 否定や誘導は一切せず、「聴くこと」に専念
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ステップ2:計画のご提案(2回目)
- 前回のヒアリングをもとに整理・構成し、仮説ベースで優先順位を提示
- 例:まずはコスト改善から着手 → 次に売上や組織、商品開発へ
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ステップ3:実行とフィードバック(3回目以降)
- 計画を実行し、検証 → 必要に応じて柔軟に調整
- 新しい気づきがあれば即座に取り込み、再設計
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ステップ4:テーマの進化と自走化へ
- 最初のテーマが一段落したら、次の論点へリレー
- 「外部がいなくても動ける状態」へ自然に移行していく
まとめ:だから“この人なら任せられる”と思ってもらえる支援を
私の支援は、経営者の気づきと変化に、何度でも寄り添うスタイルです。経営は、一度決めたら終わりではありません。だからこそ、進みながら調整し、合意し直し、また整えていく。そうやって一緒に進めていくことが、支援の本質だと私は考えています。
お客様から「やりたいようにできた」「この支援スタイルだから続けられた」と言っていただけたとき、私はいつも確信を深めます。
経営者が“納得しながら進める”ことこそが、最も力強い改善なのだと。
このレシピが、あなたと伴走するうえでの土台になります。