あるべき立場と伴走支援 | ソング中小企業診断士事務所

あるべき立場と伴走支援

中小企業診断士の立場と、伴走支援の考え方

ご判断、ご決断は経営者の方

こんなご質問をいただきました。

中小企業診断士というのは、経済産業大臣登録、国家資格の経営コンサルタントだから、中小企業診断士の提案はその通りに実行しなくてはいけないのではないか?

ちゃんと提案通りに実行しているか、後からチェックされるのでは?できていないと罰則などがあるのでは?

もしかすると同じような疑問、不安を感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
そういった方に向けてご説明させていただきます。

中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての国家資格です。
貴社の経営状況を診断させていただき、問題点を洗い出し、課題を抽出し、改善提言をさせていただきます。

ですが、「その通りに実行しなくてはならない」ということは一切ありません。
また、ご提案通りに実行しているかの確認を、お客様のご要望なしに行ったり、催促するようなこともありません。もちろん罰則などもありません。

あくまでもお客様である、経営者の方のご判断で決断していただくことが前提となっており、経営コンサルティングもお客様のお考えを尊重した形で進めてまいります。

ですのでまずはどうかご安心いただいて、中小企業診断士へのご依頼をご検討いただけますと幸いです。
当方では、以下のような取り組みを行い、お客様の安心感も大切に考えております。

安心して頂くための仕組み
ソング中小企業診断士事務所に安心してご依頼いただくための仕組みをご説明します。 安心・納得を生み出す3つの仕組み お客様に安心・納得してご依頼いただけるよう、良いコンサルティングを実現するための仕組みを用意しました。 明確な料金を事前に提示...

伴走支援のあり方

上記の前提の上で、中小企業診断士に求められていることがあります。

それは「経営診断・提言をやりっぱなしにしない、効果が出るまでしっかりとサポートし、共に成果をあげていけるように努めること」です。

これを伴走支援と呼んでいます。
経済産業省・中小企業庁でも中小企業診断士に向けてしっかりと伴走支援を行うよう、呼びかけています。

下記、中小企業庁のサイトになります。

中小企業庁:「経営力再構築伴走支援ガイドライン」を策定しました

(引用:中小企業庁)

ソング中小企業診断士事務所でも伴走支援を重視しており、提供させていただくサービスにおいては伴走支援まで合わせて行うことを基本的な方針としています。

なぜ伴走支援が重要なのでしょうか?その理由は主に以下が考えられます。

バランス感覚を大切にした経営コンサルティング

中小企業診断士として経営コンサルティングをさせていただく立場として、強制でもなく、経営者任せでもなく、バランス感覚を大切にした立ち位置であることが重要だと考えております。

伴走支援を大切にする、といっても、やがては企業が自走しながら経営改善を実現していけることが理想的です。
そういった企業を増やしていくことで、日本の経済がより活性化し、健全経営の企業が増え、誰もが笑顔になる明るい未来へとつながる。

そんな社会を実現できるようなお手伝いを、ひとつ、ひとつの企業との出会いを通じて実現していくことが、中小企業診断士としての在り方なのではないかと考えております。

そのために必要なこと。
経営の専門的な知識、経験はもちろん、経営者の方の思いに真摯に耳を傾け、信頼関係を築き、より良い現状分析・課題抽出・改善提言へつなげていけるように日々、中小企業診断士としてのレベルアップを図ること。

常に成長していくという姿勢を忘れないこと。

そんな思いを胸に、中小企業診断士として歩んでいきたいと考えております。