響く経営論 | 経営は、理屈ではなく“響き”で動く。 | ソング中小企業診断士事務所

響く経営論 | 経営は、理屈ではなく“響き”で動く。

響く経営論 | 経営は、理屈ではなく“響き”で動く。

― 無形のものを、どう“響かせる”か ―

経営は、数字や制度だけで動くものではありません。
人の心が動き、共鳴が生まれたときにこそ、組織は本当の力を発揮します。

このシリーズでは、中小企業診断士であり音楽家でもある筆者が、理念・文化・信頼といった“形のない価値”を、音楽的な視点から解き明かします。

言葉だけでなく、物語で伝え、体験で感じ、音楽で記憶する。
そんな“響きのデザイン”を通じて、経営に新しい調和をもたらすヒントをお届けします。

読み終えたとき、あなたの中の「経営」という音が、少し違う響きを持って鳴り始めていたら―
それが、「響く経営論」が目指すことです。

記事一覧

第5回|理念を“自分ごと”にする経営─翻訳と物語が文化をつくる【響く経営論】
企業は「理念」を掲げます。しかし、その言葉がそのまま社員に伝わるとは限りません。むしろ多くの現場では、「いい言葉だとは思うけれど、普段の仕事とは結びつかない」という距離感が生まれています。理念は “掲げた瞬間” がスタートではなく、そこから...
第4回 | 世界観で選ばれる企業へ─動画・音楽・SNSを連動させた低コストPR戦略【響く経営論】
広告費をかけても成果が出ない。SNSで発信しているのに、なぜか人が集まらない。多くの中小企業が抱えるこの悩みは、PR手法そのものの問題ではなく、「発信が単発で途切れている」ことに原因があります。動画は動画、SNSはSNS、イベントはイベント...
第3回 | 社員の帰属意識を高める方法─“数字”と“音”でつなぐ共感経営【響く経営論】
社員が辞める理由は、必ずしも待遇や制度の問題ではありません。「自分の存在が、ここでどんな意味を持つのか」──その問いに答えられないとき、人は静かに職場を離れていきます。一方で、給与や福利厚生が十分でなくても、誇りをもって働き続ける人たちがい...
第2回 | 社員のエンゲージメントを高める「共通体験」の力【響く経営論】
社員のやる気や忠誠心を高める「エンゲージメント向上」。
その言葉はすっかり一般化しましたが、現場で感じる“温度差”はなかなか埋まりません。
数字でも理念でもなく、人が本当に動く瞬間――それは“共に感じた体験”の中にあります。音楽の世界では、...
第1回 | 理念を“響かせる”経営─ミッション・ビジョン・バリューを音楽的に届けるという発想【響く経営論】
企業が掲げるミッション・ビジョン・バリュー(MVV)は、組織の方向を示す「羅針盤」と言われます。しかし現場に立つと、その言葉が社員の心に“響いている”場面に出会うことは意外と少ない。多くの企業で、理念は壁に貼られ、朝礼で唱和され、やがて記憶...