音楽家としての事業経験が役に立つと考える理由についてご説明します。
私は2008年に音楽家として事業を立ち上げ、現在も継続中です。

2024年時点で16年間、全国1,000名を超えるお客様から、1,200曲以上の制作依頼を頂いてきました。
その経験を経営コンサルティングに活かしたいと考えています。
「なぜ音楽家の経験が経営コンサルティングに役立つのか?」
「音楽と経営は全く異なるものではないのか?」
そんな疑問を持たれたかもしれません。
私の場合、音楽家として活動してきたといっても、音大を卒業したとか、音楽家の家系に生まれたとか、ヒット曲に恵まれて知名度があった、といったバックグラウンドのない状態で「オリジナル音楽を作ること」を商材として事業をたちあげ、16年間継続してきました。
音楽に関しては「無名の素人」であった私ですが、そんな私が1,200曲以上の受注を頂いてきました。
その中で経験してきたこと、身についたもの、成長できたことがあります。
そしてそれらを今後、経営コンサルタントとしての仕事に活かしたいと考えています。
そう考えるに至った理由をこれからご説明いたします。
Web全般の知見・実績
第一に、音楽制作事業はホームページ一つで立ち上げ、ほぼすべての集客をインターネットで行ってきました。
ゼロからサービスを企画・開発し、幅ひろいターゲットに対してメリットを訴求し、受注へとつなげてきました。
その中で重要だったのは、Webに関連する業務です。
音楽制作が得意である、という強みを伸ばしながら、オンラインでの認知の高め方、思いを発信し伝えていく方法、お客様に安心していただきコンバージョンに導くノウハウ等、自らの事業において実践し、改善を重ね、売上向上、リピート率向上に努めてきました。結果、16年間で1,000人を超えるお客様から1,200曲以上の受注につながったと考えております。
(2024年7月1日時点の実績詳細:作曲831曲 編曲402曲 お客様数1,066人)
音楽制作事業を運営する中で、以下、Webまわりの業務をワンストップで行えるスキルを身に着けることができました。当ホームページもすべて自分で作成・運営しております。
- ホームページ制作(コンテンツ検討、UIデザイン含め)
- 記事のライティング
- コーディング(HTML/CSS/JavaScript/PHP)
- 画像編集
- 動画編集
- サーバー準備、環境構築
- WordPressのカスタマイズ
- SEO対策
- アクセス解析
- リスティング広告
また、自身の事業とは別に他社の現場でもWebディレクター、コーダー、Webマーケター、Webデザイナーとして参画しており、アプリ開発やECサイト立ち上げにも携わりました。

これらの経験を活かし、Webプロデュースコンサルタントの中小企業診断士として活動してまいります。
音楽制作事業の特徴
私の行っている音楽制作事業には、主に以下の特徴があります。
- すべてのお客様に対しオーダーメイドでゼロから作り上げること。
- 直接やり取りして要望をヒアリングすること。
- お客様に納得して頂くまで、修正には何度でも対応すること。
この中でも特に重要だと感じることは、1,000人を超えるお客様ひとりひとりと直接打ち合わせを行い、生のご要望を伺い、その思いにこたえようと試行錯誤を繰り返してきたこと、その経験そのものではないかと考えています。
商品はオーダーメイド、注文を受けてから作り始めますので、ひとりひとりそのあり方は全く異なります。
いつだって真剣勝負。
そんな経験を16年間、1,000人以上のお客様に対し積み重ねてこれたということ、これは何物にもかえがたい経験ではないかと感じています。
音楽は専門的なことですが、一方で人間同士のやり取りでもあります。
正解のないものだからこそ、ひとりひとりのお客様の思いに寄り添い、共感することで、それぞれ異なる悩みを解決できるように努めてきました。その結果、多くのお客様にご満足いただき、喜びのお声をたくさんいただきました。
このような、これまで積ませていただいた貴重な経験を、経営コンサルティングに活かしていきたいと考えています。
では、なぜそれができるのか?
その理由は、音楽制作と経営コンサルティングには以下のように多くの共通点があるからだと考えるためです。
オーダーメイドの音楽制作と経営コンサルティングの共通点
- 同じ専門サービス業であること。
- 一人ひとり必要とするゴールが異なるため、正解ではなくお客様にとっての最適解を目指すものであること。
- マーケットイン(お客様のニーズに合ったサービスを提案することでご満足いただくというビジネスモデル)であること。
- 一人ひとり状況、要望が異なる(オーダーメイドで要望を伺い、ゼロから作っていく)ということ。
- 対話を通じて思いを聞き取り、その実現に向けて最後まで軌道修正しながら共に進めていく流れであること。
- 悩みを解決することで、お客様の笑顔、幸せに貢献できるということ。
以上のように多くの共通点があることが、音楽家としての事業経験を経営コンサルティングに活かしたいと考える理由です。
経営者としての経験から学んだこと
一方で私は、自分自身が事業を立ち上げ、運営してきました。
その経験から学び、今後に役立てられると考えることも多くあります。
ビジネスは教科書通りにはいかないもの。実際に立ち上げ、運営し、続けていかなくてはなりません。だからこそ自らの経験を活かした事業改善、成長へのアドバイスをさせていただきたい、と考えています。
2008年に創業し、16年以上が経ちます。その中で経験してきた多くの思いがあります。
私自身が経験してきた、経営の様々な悩み。
- 事業が軌道に乗らず、売り上げも増えない。
- 魅力ある商品が開発できず、固定客も増えない。
- 差別化ができず、利益率も上がらない。
そんな困難を乗り越え、事業を何とか軌道に乗せ、たくさんのお客様とつながることができ、サービスを評価してくださり、感謝のお声をいただけたときの喜び。
そして、この事業を通じて社会に貢献したい、たくさんの人に幸せを届けたい、そんな未来への志を抱いたこと。
そんなたくさんの経験を積み重ねてこれたことは、何物にも代えがたい財産だと思っています。
そしてその経験を通じて、事業を続けていくことの難しさ、その先にある喜びを強く感じてきました。
今度は、その困難を乗り越えるための、喜びをつかみ取るためのお手伝いをさせていただきたい。
日々荒波に立ち向かう世の中のビジネスリーダーのためにお役に立ちたい。
自分自身が経験してきたからこそ、共感し伝えられることがあるはずだ。
そんな強い思いを抱えるようになり、今に至ります。
また、自身の事業においてはこれまで16年間連続黒字経営を続けております。
これは健全な経営を保ちながら収益と費用のバランスを取り、市場分析を続け、事業の持続性を重視しながら、売上向上のみならず経費削減にも注力し、キャッシュフローにも配慮してきた結果と考えております。
そういった点からも経営者の方のお力になれることがあると考えております。
経営コンサルタントとしての課題
私は独立する前、9年間の会社員経験がありますが、独立してからの16年間は経営者として生きてきました。
両方の経験を同時にすることはできませんから、トレードオフの関係にあるのは仕方ないとしても、それでも16年間は自身の事業以外の業界の動きや会社員として勤めるうえでのトレンドなど、フォローできていない情報・知識があったことは理解しています。
それは経営コンサルタントとして、経営全般を俯瞰する立場として生きていくうえでの、今後の課題だと考えています。
だからこそ日々の学びや情報収集、経営についての考察、様々な業界の研究など、中小企業診断士としてのレベルアップを欠かさないように心がけてまいります。
またそうしたインプットを重ね、以下のページにて自分なりの言葉、考え方でアウトプットを続けていこうと考えております。これらの情報が、経営改善のヒントとして多くの経営者の方に届けば嬉しく思います。




皆様のお役に立てるよう、日々成長していく所存です。どうぞ、ソング中小企業診断士事務所をよろしくお願い申し上げます。