新商品・新サービスが進まない本当の理由─アイデア不足ではなく「顧客の声の設計」だった【経営の1ページ vol.6】 | ソング中小企業診断士事務所

新商品・新サービスが進まない本当の理由─アイデア不足ではなく「顧客の声の設計」だった【経営の1ページ vol.6】

新商品・新サービスが進まない本当の理由─アイデア不足ではなく「顧客の声の設計」だった【経営の1ページ vol.6】

「新しい商品・サービスを作らないと、先がない気がする」。
そう感じているのに、いざ取りかかろうとすると手が止まる──。この“止まり方”は、能力の問題ではありません。多くの場合、原因はもっと実務的です。「顧客の声を、開発につなげる設計がない」という一点に尽きます。

新商品開発が難航するとき、人はつい「良いアイデアが出ない」「センスがない」と考えます。けれど実際は、アイデアは突然降ってくるものではなく、顧客の不満・不便・ためらいの中に埋まっています。問題は、それを拾える状態になっていないことです。競合の成功例を真似ても刺さらないのは、相手の“形”だけをなぞって、顧客の“理由”を見ていないからです。

このテーマで最初にやるべきは、発想法ではなく、顧客理解の骨組みづくりです。たとえば、営業が日々聞いている要望は、宝の山です。そこで必要なのは「声を集めること」ではなく、声を整理し、意思決定できる形にすることです。アンケート、ヒアリング、グループインタビュー、そして行動観察。手段は色々ありますが、共通して大事なのは「誰の、どんな不便を、どんな価値で解決するのか」を、社内で同じ言葉で言える状態にすることです。

新商品・新サービス開発は、当たり外れのギャンブルではありません。顧客の声を“仕様”に翻訳するプロセスさえ整えば、成功確率は着実に上がります。逆に、この翻訳がないまま走ると、開発は迷子になります。工数だけが積み上がり、現場は疲れ、結局「いつもの主力商品」に戻ってしまう。これが一番もったいない。

もし今あなたが、「何から始めればいいか分からない」と感じているなら、それは正常です。大事なのは、センスではなく設計です。まずは顧客の声を“開発の言葉”に変えるところから、一緒に整理しませんか。

この記事が気になった方へ:深掘りはこちら(母艦記事)

母艦記事では、顧客ニーズの掴み方(アンケート/営業ヒアリング/グループインタビュー/行動分析)を、現場で実装できる順番で整理しています。
母艦記事はこちら

新商品が売れない理由は“開発の順番”にあった!中小企業が成果を出す商品開発の進め方(経営相談の窓口から)
動画で見る経営相談の窓口からの記事説明※この動画は「経営相談の窓口から」全記事に共通して掲載しています。 「今ある商品だけでは限界かもしれない…」そんな不安を抱えていませんか? 中小企業が成長を続けるためには、新たな価値の創出=新商品・サー...

このテーマを「相談」すると、何が変わるのか

相談すると得られること(メリット)

  • 「アイデア出し」で迷走しなくなります。 顧客の声を起点に、開発の方向性が“筋の通った仮説”になります。
  • 営業の感覚が、開発の武器になります。 営業部長・現場が持つ情報を、仕様・価値提案に変換できます。
  • 「誰に何を提供するか」を短時間で揃えられます。 ターゲットの再定義、ニーズの優先順位づけができ、社内会議が前に進みます。
  • 小さく試して当てにいけます。 いきなり大きく作らず、プロトタイプ検証の設計まで落とし込めます。
  • 対外的な説明力が上がります。 金融機関・取引先に「なぜそれをやるのか」を構造で説明でき、信用にもつながります。

こんな悩みに答えられます(“このレベルで相談してOK”の例)

  • 新商品を作りたいが、何から始めればいいか分からない(社内に経験者がいない)
  • 競合の成功例を真似たが、反応が薄かった。次にどこを見ればいい?
  • 営業が「要望はある」と言うが、開発に落ちる形になっていない
  • アンケートを取っても“綺麗な回答”しか出ず、本音が掴めない
  • 顧客ニーズの検証と、社内合意(稟議・会議)を同時に進めたい

新商品・新サービスは、単なる「売上の上積み」ではありません。
既存の強みを再定義し、次の10年を作るための“意思決定”です。
一度、顧客の声を起点に、現実に合わせて整理しませんか。

「ひらめき」ではなく「構造」で前に進める──専門誌にも採用された“整理の型”

月刊『企業実務』2025年12月号寄稿

新商品開発の話は、どうしても「センス」「発想力」「アイデア勝負」に寄りがちです。
ですが本質は、顧客の声を拾い、意思決定できる形に翻訳する“構造”にあります。

経営専門誌『企業実務』(日本実業出版社)への寄稿でも、私は「現場の実態」と「判断の型」を接続する視点を軸に執筆しました。
この「経営の1ページ」は、その延長線上にある、より実務に近い“整理と設計の場”です。

新商品開発を「アイデア勝負」から、“根拠のある仮説”へ切り替える

新商品・新サービスが止まる最大の理由は、「良いアイデアがない」ことではありません。
本当の壁は、顧客ニーズの確度と、自社の体力(お金・人・時間)を同じ地図で見られていないことです。

「やるべきだと思う」「たぶん売れる気がする」だけで走ると、開発は消耗戦になります。
そこで当事務所では、“判断の根拠”を先に作るための お試しパッケージ(経営診断キット)をご用意しています。
新商品開発を、ギャンブルではなく“意思決定”として進めるための入口です。

このテーマに関連する「解決キット」

以下の診断メニューを活用することで、今回のテーマである「新商品・新サービス開発」の悩みを、数字と構造で整理できます。

  • ① 損益分岐点算出キット(簡易版)

    新サービスに必要な固定費・変動費のイメージを置き、「最低限どこまで売れれば成立するか」を先に見える化します。
    開発に踏み出す前に、“勝ち筋のある設計”に寄せられます。
  • ② キャッシュフロー計算書作成キット

    新商品開発は、利益より先に“現金”が減る局面が起きます。
    そこで、PLでは見えない資金の動きを整理し、「どこまで攻められるか」の安全ラインを明確にします。
  • ③ 経営診断(収益性・安全性)キット

    新規事業の前に、「今の稼ぐ力」「守る力」を俯瞰します。
    新商品に投資すべきタイミングなのか、既存事業の改善が先なのか──順番の判断ができるようになります。

【“顧客の声”と“数字”を同時に扱います】
新商品開発は「市場の声」だけでも「数字」だけでも失敗します。
本パッケージでは、顧客ニーズの整理(仮説)と、財務の安全ライン(根拠)を同じテーブルに乗せ、判断の型を作ります。

まずは「相談」から始めたい方は、以下の簡易フォームをご利用ください。
お試しパッケージの活用方法を含め、今の貴社に最適な「整理の仕方」をアドバイスいたします。

新商品・新サービスの悩みを、「思いつき」ではなく“勝てる仮説”に変えませんか

このページが刺さった方の多くは、すでに「今の主力だけでは厳しいかもしれない」と感じています。
問題は、その不安を“次の一手”に変える前に、時間だけが過ぎていくことです。

新商品・新サービスの悩みについて相談してみる

下のフォームは、「メールアドレス」と「一言」だけで送れます。
相談内容は、完成していなくて大丈夫です。たとえば、こんな一文で十分です。

  • 「新サービスを考えているが、どこから検証すればいい?」
  • 「営業の要望が散らばっていて、開発の形にならない」
  • 「アンケートを取っても本音が出ない。どう聞けばいい?」
  • 「作る前に、失敗しづらい進め方(順番)を整理したい」
“ひらめき”より、“顧客の声を形にする設計”が先。開発は、そこから前に進みます。

新商品・新サービスの悩み専用フォーム


    内容確認後、24時間以内に井村本人からメールで返信いたします。

    ※営業電話はいたしません。まずは状況の整理からご一緒します。
    ※ご相談内容に応じて、必要であれば次の一手(顧客の声の整理/検証設計/数字の見える化)をご提案します。

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