売上はあるのにお金が残らない…アパレルの「原価率高止まり」をほどく5つの視点【経営の1ページvol.11】 | ソング中小企業診断士事務所

売上はあるのにお金が残らない…アパレルの「原価率高止まり」をほどく5つの視点【経営の1ページvol.11】

売上はあるのにお金が残らない…アパレルの「原価率高止まり」をほどく5つの視点【経営の1ページvol.11】

売上はあるのに、なぜかお金が残らない──アパレルの「原価率」という落とし穴

東京都内でセレクトショップを営む山田さん(仮名・39歳)。
SNS集客も軌道に乗り、月商は800万円。客足も悪くない。
それなのに、通帳残高だけが静かに減っていく──。

この違和感の正体は、多くの場合「原価率」に潜んでいます。
アパレルは、仕入れ単価の高さ/トレンド変化の速さ/セール依存/売れ残り在庫といった要素が絡み合い、売上のわりに粗利が薄くなりやすい構造を持っています。

原価率は、単なる会計指標ではありません。
それは、「定価で売れているのか」「セールで回しているのか」「在庫が資金を寝かせていないか」を映す、経営のレントゲンです。

しかも厄介なのは、原価率は“努力しても下がらない”ことがある点です。
仕入れを削れば品揃えが弱り、セールをやめれば在庫が残る。
下げ方を間違えると、売上の芽まで一緒に刈ってしまう。だからこそ必要なのは、気合ではなく判断の型です。

このページでは、「原価率が高止まりする店」に共通する構造をほどきながら、利益とキャッシュを同時に守るための改善の糸口を整理します。
あなたのお店に必要なのは「もっと売ること」ではなく、売れた後に残る構造かもしれません。

この記事が気になった方へ:深掘りはこちら(母艦記事)

原価率だけでなく、在庫回転・値引き比率・粗利の設計まで含めて、アパレルの「残らない構造」を解体しています。
母艦記事はこちら

セールをしても利益が出ない ─ アパレルショップにとっての「原価率」【会計数値の糸口から / PL-第5回】
PL担当:うさぎ今日のテーマは、アパレルショップ経営における「原価率」です。「売上はそこそこあるのに、なぜかお金が残らない…」「セールをやっても利益がほとんど出ない…」そんなお悩みをよく耳にします。アパレル業界は、トレンドの変化や在庫リスク...

このテーマを「相談」すると、何が変わるのか

相談すると得られること(メリット)

  • 「売上を上げるしかない」から抜け出せます。 原価率の“構造原因”を分解し、手を打つ順番が決まります。
  • 値引きの罪悪感が減ります。 セールを「失敗処理」ではなく「回転の設計」に変え、粗利を守る運用に落とし込めます。
  • 在庫が“資産”から“資金拘束”に変わる瞬間が見えます。 どの商品・どの期間がキャッシュを寝かせているか、輪郭が出ます。
  • 仕入れ判断が強くなります。 直感ではなく、粗利・回転・資金繰りの観点から「仕入れて良い数量」が見えてきます。

こんな悩みに答えられます(“このレベルで相談してOK”の例)

  • 売上はあるのに、月末になると資金が不安。何が起きているのか言語化できない
  • セール比率が高い気がするが、やめると在庫が怖い。どこから変えるべき?
  • 仕入れが強気になれず、欠品と機会損失が多い。適正在庫の考え方を整理したい
  • インポート仕入れで為替の影響が大きい。粗利設計をどう持てばいい?
  • 在庫が増えているのに、なぜか儲かっている感覚がない

原価率は「下げれば勝ち」ではありません。
粗利を守りながら回転を整え、資金繰りの不安を減らす。本質はそこです。
いまの運用を前提に、あなたのお店の現実に合わせて整理しませんか。

「感覚論」ではなく「数値構造」で語る──専門誌でも採用された“読み解き”の視点

月刊『企業実務』2025年12月号寄稿

アパレルの利益改善は、どうしても「セールを減らせ」「仕入れを絞れ」といった一言アドバイスになりがちです。
しかし現場はそんなに単純ではありません。
重要なのは、原価率・在庫・回転・キャッシュがどうつながっているかを、店の数字に即して読み解くことです。

経営専門誌『企業実務』(日本実業出版社)でも、私は「現場と数値構造を接続する」という視点から、経営課題を扱う記事を寄稿しました。
この「経営の1ページ」は、その延長線上にある、より現場密着で自由度の高い“判断の整理場”です。

原価率の悩みを「感覚」から「数字の根拠」に変える──まずは“診断キット”で土台をつくる

「原価率が高い気がする」「在庫が増えている」「でも売上はある」──。
この状態で最も危険なのは、根拠のない値引き強化や、仕入れの極端な抑制に走り、売れる型(売れ筋)まで壊してしまうことです。

アパレルの原価率は、粗利率だけで決まりません。
回転・値引き比率・資金拘束を含めて見ないと、「改善したつもり」が最悪の結果を招きます。
そこで当事務所では、判断の土台を短期間で整えるためのお試しパッケージ(経営診断キット)をご用意しています。

このテーマに関連する「解決キット」

以下の診断メニューを活用することで、「原価率が高止まりして残らない」状態を数字で整理できます。

  • ① 損益分岐点算出キット(簡易版)

    「この粗利率(=原価率)だと、固定費を賄うには売上がいくら必要か」を可視化します。
    仕入れ・値引き・粗利の設計を、“売上目標の再設計”に落とし込めます。
  • ② キャッシュフロー計算書作成キット

    PL上はトントンでも現金が減る理由を、在庫・支払サイト・運転資金の観点から解きほぐします。
    「仕入れが増えると苦しくなる」構造が、数字で説明できるようになります。
  • ③ 経営診断(収益性・安全性)キット

    原価率“だけ”では見えない体力を診断します。
    粗利の薄さを、回転で補えているのか/借入や資金繰りで無理をしていないかを俯瞰し、
    改善の優先順位を整理します。

【専門誌掲載の分析視点を、そのまま貴店へ】
レポートは『企業実務』寄稿者である私(井村)が、直接数字を読み解き作成します。
“お試し”でも、判断の骨格が残る形で納品します。

まずは「相談」から始めたい方は、以下の簡易フォームをご利用ください。
お試しパッケージの活用方法を含め、今の貴社に最適な「整理の仕方」をアドバイスいたします。

原価率と在庫の“詰まり”を、いまの現実に合わせて整理しませんか

このページが刺さった方の多くは、すでに「何かがおかしい」と感じています。
問題は、その違和感を“経営の言葉”に変えられないまま、次の仕入れが始まってしまうことです。

原価率・在庫・セール設計の悩みについて相談してみる

下のフォームは、「メールアドレス」と「一言」だけで送れます。
相談内容は、完成していなくて大丈夫です。たとえば、こんな一文で十分です。

  • 「売上はあるのに現金が減る。原価率の見方から整理したい」
  • 「セール比率が高い気がする。どこから手を付ければいい?」
  • 「仕入れを絞るのが怖い。欠品と在庫のバランスを整えたい」
“もっと売る”の前に、“売れた後に残る”構造をつくる。原価率の議論は、そこから始まります。

原価率・在庫の悩み専用フォーム


    内容確認後、24時間以内に井村本人からメールで返信いたします。

    ※営業電話はいたしません。まずは状況の整理からご一緒します。
    ※ご相談内容に応じて、必要であれば次の一手(数字の見える化/仕入れ・値引き・在庫の設計)をご提案します。

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