ランサムウェアで業務停止する時代に中小企業が“サプライチェーン被害”を避ける最初の備え方【経営の1ページ vol.20】 | ソング中小企業診断士事務所

ランサムウェアで業務停止する時代に中小企業が“サプライチェーン被害”を避ける最初の備え方【経営の1ページ vol.20】

ランサムウェアで業務停止する時代に中小企業が“サプライチェーン被害”を避ける最初の備え方【経営の1ページ vol.20】

「自社は大丈夫」と思っていた会社から、先に止まる

以前(2025年秋ごろ)、アサヒグループホールディングスの国内システムがサイバー攻撃の影響を受け、受注・出荷やコールセンター業務などが広く止まる――という出来事がありました。
報道ではランサムウェア(身代金要求型)関与の可能性も取り沙汰され、復旧が見通しにくい状況が続いたとされています。
こうした事案は、ニュースとしては「大企業の災難」に見えますが、経営の構造で見ると話は逆です。
大きい会社が止まると、その周辺の方が先に苦しくなる。納品が遅れる、販促が崩れる、問い合わせが増える、代替調達でコストが跳ねる。
そして、その“しわ寄せ”を受けるのは、むしろ取引先や協力会社、地域の現場であることが少なくありません。

中小企業にとって本当に怖いのは、「情報が漏れる」より先に、仕事が動かなくなることです。
受発注が止まる。請求が切れない。出荷が詰まる。問い合わせに応えられない。
その結果、売上が落ちるだけでなく、信用と関係が削れていきます。
しかもサイバー攻撃は、規模の大小ではなく、“入りやすさ(隙)”を見て入ってきます。
取引先ネットワークを足掛かりにされる(サプライチェーン型)ケースもあり、「うちは小さいから狙われない」は通用しません。

このページでは、アサヒHDの事例を入口に、
「自社が止まる/巻き込まれる」を現実のリスクとして捉え直し、
中小企業がまず整えるべき“最初の備え”を整理します。
結論はシンプルです。完璧を目指す前に、止まらない設計を先に作る。
そのために、どこから手を付けるかを一緒に言語化していきましょう。

この記事が気になった方へ:深掘りはこちら(母艦記事)

サプライチェーン被害が起きるメカニズム、攻撃の入口(メール/ID/運用の隙)、そして「バックアップ・MFA・教育」を“経営の優先順位”として実装する考え方までまとめています。
母艦記事はこちら

アサヒHDへのサイバー攻撃が鳴らす警鐘─中小企業が備えるべき対策と今すぐ確認したい10のチェックリスト【診断ノート】
動画で見る診断ノートの記事説明※この動画は「診断ノート」全記事に共通して掲載しています。 アサヒグループHDがランサムウェア型のサイバー攻撃を受け、国内外で受注・出荷が停止する深刻な事態に陥っています。犯行声明によれば、従業員の個人情報や社...

このテーマを「相談」すると、何が変わるのか

相談すると得られること(メリット)

  • 「不安」を“経営の判断”に変えられます。 何が怖いのか(停止/漏えい/取引停止)を分解し、優先順位が付きます。
  • 対策を“IT”ではなく“事業継続”として整理できます。 現場が止まるポイント(受発注/請求/出荷/顧客対応)から逆算します。
  • 最低限の基盤(バックアップ・MFA・教育)を、やり切る形に落とせます。 ルールだけで終わらせず、運用設計まで詰めます。
  • 取引先対応(求められる説明)を先に用意できます。 “何を整えた会社か”を言える状態にして、信用毀損を防ぎます。

こんな悩みに答えられます(“このレベルで相談してOK”の例)

  • 取引先からセキュリティ要件の確認が来そうで不安。何から整えるべき?
  • もし止まったら何が一番まずいのか、社内で共通認識がない
  • バックアップは取っているつもりだが、復元できる自信がない
  • MFAを入れたいが現場が嫌がる。どう進めれば定着する?
  • 教育と言っても何を教えればいいか分からない(メール・添付・ID管理)

サイバー対策は「全部やろう」とすると止まります。
逆に、“止まらないための最小セット”は、今すぐ作れます。
一度、あなたの会社の現実に合わせて整理しませんか。

「怖い」で終わらせず、“経営の意思決定”まで落とし込む

月刊『企業実務』2025年12月号寄稿

サイバーリスクは、放っておくと「専門外だから…」で棚上げされやすいテーマです。
ですが本質は、ITの話というより“経営の意思決定”です。
どの業務を守るのか。止まったとき何日耐えるのか。どこまでをルール化し、どこからを仕組みにするのか。
こうした論点を、現場の実態と数字の両方から組み立てる必要があります。

経営専門誌『企業実務』(日本実業出版社)への寄稿も、
単なる経験談ではなく「現場と構造を接続して判断を作る」という姿勢が土台にあります。
この「経営の1ページ」も同じく、現場で使える“判断の型”として設計しています。

「止まったら終わる」を、主観ではなく“数字の根拠”に変える

「うちは狙われないと思う」「何をすればいいか分からない」――
この状態が一番危険なのは、対策の有無ではなく、止まったときの損失が“経営の言葉”になっていないからです。

サイバー攻撃の怖さは、被害が“ITの中”で完結しないことです。
受注・出荷・請求・顧客対応が止まり、売上とキャッシュに直撃します。
だからこそ当事務所では、セキュリティ製品を売るのではなく、
「止まらない経営」に必要な判断材料を、数字で整えるための
お試しパッケージ(経営診断キット)をご用意しています。

このテーマに関連する「解決キット」

以下の診断メニューを活用することで、「止まったときに会社が耐えられるか」を現実的に整理できます。

  • ① 損益分岐点算出キット(簡易版)
    「売上が何%落ちる(何日止まる)と赤字になるか」を見える化します。BCP(事業継続)の“耐久ライン”が分かり、守る業務の優先順位が付けられます。
  • ② キャッシュフロー計算書作成キット
    業務停止時に一番効いてくるのは“現金の余力”です。PLでは見えない資金繰りの弱点を洗い出し、「止まっても潰れない」条件を整理します。
  • ③ 経営診断(収益性・安全性)キット
    財務の体力(安全性)と稼ぐ力(収益性)を俯瞰し、対策投資を“やる/やらない”ではなく“どこまでやるべきか”の判断に変えます。

【「お試し」でも、結論はぼかしません】
数字を読み解き、どこを変えれば「値下げしない経営」に戻れるか。次の一手が決まる形で整理してお返しします。

まずは「相談」から始めたい方は、以下の簡易フォームをご利用ください。
お試しパッケージの活用方法を含め、今の貴社に最適な「整理の仕方」をアドバイスいたします。

サイバーリスクを「明日からの行動」に落とし込みませんか

このページが刺さった方は、おそらくもう薄々気づいています。
問題は「対策がゼロかどうか」ではなく、止まったときに何が起きるかが社内で共有されていないことです。

サイバー・情報セキュリティの悩みについて相談してみる

下のフォームは、「メールアドレス」と「一言」だけで送れます。
相談内容は、完成していなくて大丈夫です。たとえば、こんな一文で十分です。

  • 「取引先に聞かれたとき、最低限何を整えておけばいい?」
  • 「バックアップはあるが、復元できる自信がない。何を確認すべき?」
  • 「MFAや教育を入れたいが、現場に嫌がられそうで止まっている」
“全部やる”より、“止まらない最小セット”を先に作る。そこから強くしていきましょう。

サイバー・情報セキュリティの悩み専用フォーム


    内容確認後、24時間以内に井村本人からメールで返信いたします。

    ※営業電話はいたしません。まずは現状整理からご一緒します。
    ※状況に応じて、次の一手(業務停止の影響整理/数字の見える化/運用設計)をご提案します。

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