
動画で見る日常発見の窓口からの記事説明
※この動画は「日常発見の窓口から」全記事に共通して掲載しています。
中小企業診断士としての日常のひとコマから、経営者としての“感情”や“判断”に潜むクセを見つめるこのシリーズ。
今回は、楽しみにしていた予定が急にキャンセルになった午後から、「空いた時間」の扱い方について考えてみます。
突然あいた、ぽっかりとした時間
その日の午後、ひとつの予定が急にキャンセルになりました。
楽しみにしていた用事だっただけに、
最初は少しだけがっかりします。
「せっかく時間を空けていたのに」
そんな言葉が、頭の中に浮かびました。
カレンダーを見ると、
その時間だけがぽっかりと空白になっています。
何をしようかと考えながらも、
すぐに次の行動を決められずにいました。
空いた時間に、焦りが顔を出す
不思議なもので、
急に時間が空くと、少し落ち着かなくなります。
「何か有意義なことをしなければ」
「無駄に過ごしたくない」
そんな思いが、
静かな焦りとして湧いてくるのです。
経営でも同じだと思います。
予定外の空白が生まれると、
すぐに何かで埋めたくなる。
けれど、その焦りの正体は、
“何もしない時間”への不安なのかもしれません。
何もしない時間に、声が聞こえる
その日は、あえて予定を入れ直さず、
少しだけ、ぼんやり過ごしてみました。
窓の外を眺めたり、
ゆっくりコーヒーを飲んだり、
頭の中を整理するでもなく、
ただ時間を流すような感覚です。
すると、不思議なことに、
普段は気づかない考えが浮かんできました。
「最近、少し詰め込みすぎていたかもしれない」
「本当は、これを後回しにしているな」
空白の中だからこそ、
自分の本音が顔を出したのだと思います。
経営でも、
次の一手が浮かぶのは、
忙しく動いている最中より、
こうした“何もしていない時間”だったりします。
空白は、無駄ではなく余地
予定がキャンセルになった午後は、
結果的に、悪い時間ではありませんでした。
何かを生み出したわけでも、
大きな決断をしたわけでもない。
それでも、
自分の状態を確かめるには、
十分すぎる時間だったと思います。
空白は、
何もない時間ではなく、
「何かが入ってくる余地」なのかもしれません。
埋めてしまえば、それまで。
でも、あえて残しておくことで、
自分の内側から、
言葉や気づきが出てくる。
そう考えると、
キャンセルも、
少しだけありがたい出来事に思えてきます。
最後の問いかけ
あなたの最近の「空白」は、
すぐに埋められてしまっていませんか?

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