
動画で見る日常発見の窓口からの記事説明
※この動画は「日常発見の窓口から」全記事に共通して掲載しています。
中小企業診断士としての日常のひとコマから、経営者としての“感情”や“判断”に潜むクセを考えるこのシリーズ。今回は、当たり前のように繰り返している「小さな習慣」に目を向けます。毎日の行動の積み重ねが安心感を生み出す一方で、ときに経営の柔軟性を奪うこともあります。経営における「習慣」と「選択」の関係を、日常の一場面から考えてみたいと思います。
立ち止まったときに気づくもの
朝の通勤途中、赤信号に引っかかりました。
数分のことですが、急いでいるときほど「早く青になってほしい」と感じるものです。
でも、ふと顔を上げて空を見たら、雲の切れ間から青空がのぞいていて、意外ときれいだったんです。
普段なら歩きスマホで気づかない景色。信号に止められたおかげで、思わぬ発見をしました。
経営の現場でも同じではないでしょうか。予定外のトラブルや停滞に出会うと「進めない」ことに焦りを覚えますが、その時間こそ、普段は見落とす大切な景色やヒントを与えてくれる瞬間かもしれません。
経営は走り続けるだけではない
会社経営は「走り続ける」ことが良しとされがちです。売上、利益、目標──数字は常に前へ前へと迫ってきます。
ですが、すべてを急いで決めてしまうと、見落とすものが増えます。
焦って打った施策が裏目に出ることもありますし、社員の声や顧客の変化に気づかないまま進んでしまうことも。
赤信号のように、一度立ち止まる時間が強制的に訪れたときこそ、軌道を整え、次の一歩をより確かなものにするチャンスになるのだと思います。
経営者に必要な「余白」
立ち止まることは、単なる停滞ではなく「余白」です。
余白があるからこそ、新しいアイデアや視点が生まれます。
私も仕事中にあえてコーヒーを淹れたり、散歩に出たりすることがあります。
不思議なもので、その数分の余白で「そうか、この順番で進めればいいんだ」と気づけたり、煮詰まっていた思考がスッと整理されることがあります。
経営者にとって、この「余白の時間」をどう確保するかは大切な経営資源のひとつかもしれません。
あなたに問いかけたいこと
信号待ちの数分間を「無駄な時間」と見るか、「余白の時間」と見るか。
経営も同じように、止まらざるを得ない瞬間をどう解釈するかで、その後の成果が大きく変わります。
あなたは、最近の「立ち止まり時間」からどんな発見を得ましたか?

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