
動画で見る日常発見の窓口からの記事説明
※この動画は「日常発見の窓口から」全記事に共通して掲載しています。
中小企業診断士としての日常のひとコマから、経営者としての“感情”や“判断”に潜むクセを考えるこのシリーズ。今回は、突然の雨に見舞われて紙袋が濡れてしまった出来事から、「想定外」に直面したときの行動や感情の揺れを掘り下げます。綿密な計画よりも、柔軟な余白の大切さに気づかされたエピソードです。
急な雨、濡れた紙袋と崩れた予定
コンビニで昼食を買い、外に出た瞬間に雨が降り出しました。
傘を持っていなかった私は、咄嗟に近くの屋根のある場所へと走りましたが、手にした紙袋の底はすでにふやけ始めていました。中のおにぎりが落ちそうになるのを必死で支えながら、思いました。
「これは完全に想定外だったな」と。
ほんのささいな出来事ですが、「計画と現実のズレ」というテーマが、そこにははっきりと表れていたのです。
計画は、前提条件のうえに成り立っています
どれほど綿密に組んだ計画であっても、それは「物事が想定通りに進む」という前提に支えられています。
雨が降らない、袋が破れない、時間通りに動ける。そうした条件が崩れた瞬間、計画そのものが意味をなさなくなってしまいます。
経営も同様です。
月次の売上予測、人員配置、キャンペーンの展開など、すべてが予定通りにいくとは限りません。小さなズレや不測の出来事が、大きな影響をもたらすことがあります。
想定外に出会ったとき、感情が判断を左右します
紙袋の底が抜けそうになった瞬間、私は「まずい、全部落ちてしまう」と焦り、急いで屋根の下へ駆け込みました。
このときの判断は、“最適”というより、ほとんど“反射”だったように思います。
経営者の方々も、想定外の事態に直面したとき、冷静に対応できるかどうかが、結果に大きく影響します。
予定通りにいかないことを前提に動いていたか、想像力を働かせていたか。そうした視点が、想定外の中でも「最善の一手」につながっていくのではないでしょうか。
すべてを詰め込まない設計が、実は強い
雨の日に紙袋を選んだ自分の判断にも、少し反省すべき点がありました。
「もしかすると雨が降るかも」と少しでも思っていたら、買う量や持ち帰り方も変わっていたかもしれません。
経営の現場でも、スケジュールや資源を「目いっぱいに詰め込んでしまう」ケースは少なくありません。
しかし、ほんの少しの余白や柔軟性があることで、突発的なトラブルにも対応しやすくなるのです。
最後に、あなたへ問いかけてみます
あなたの今の計画は、「雨が降っても破れない紙袋」になっていますか?
それとも、晴れた日だけを想定していませんか?

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