第26回|今年最初の仕事が、思ったより普通だった日→「淡々と戻るという力」【日常発見の窓口から】 | ソング中小企業診断士事務所

第26回|今年最初の仕事が、思ったより普通だった日→「淡々と戻るという力」【日常発見の窓口から】

第26回|今年最初の仕事が、思ったより普通だった日→「淡々と戻るという力」【日常発見の窓口から】

中小企業診断士としての日常のひとコマから、経営者としての“感情”や“判断”に潜むクセを見つめるこのシリーズ。
今回は、正月明けの最初の仕事が、思った以上に「普通」だった日から、日常に戻る力について考えてみます。

4つの体系で読む、井村の経営思想と実践
記事・ツール・コラム・思想─すべては一つの設計思想から生まれています。
現場・構造・感性・仕組み。4つの視点で「経営を届ける」全体像を体系化しました。

実践・口

経営相談の窓口から
失敗事例の切り口から
会計数値の糸口から

現場の声を起点に、課題の本質を捉える入口。
今日から動ける“実務の手がかり”を届けます。

時事・構造

診断ノート
経営プログレッション
 

経営を形づくる構造と背景を読み解きます。
次の一手につながる視点を育てる連載です。

思想・感性

日常発見の窓口から
迎える経営論
響く経営論

見えない価値や関係性の温度に光を当てます。
感性と論理が交差する“気づきの場”です。

実装・仕組み

わかるシート
つなぐシート
みえるシート

現場で“動く形”に落とし込むための仕組み群。
理解・共有・対話を支える3つの現場シートです。

少し構えていた、仕事始めの朝

正月休みが終わり、今年最初の仕事の日。
少しだけ気持ちを引き締めて、パソコンの前に座りました。

「久しぶりだから、頭が回らないかもしれない」
「最初はエンジンがかからないだろうな」

そんなふうに、勝手にハードルを上げていたのだと思います。
ところが、メールを確認して、資料を開いて、
いつもの作業を始めてみると、意外なほど普通でした。

特別な集中力が出るわけでもなく、
極端にやる気がないわけでもない。
ただ、淡々と、いつも通り。

拍子抜けするくらい、普通の始まりでした。

「切り替えよう」としない方が、うまく戻れる

この「普通さ」に、少し安心しました。
無理に気合いを入れなくても、
人はちゃんと日常に戻れるものなのだと感じたからです。

よく、「休み明けはスイッチを入れよう」と言います。
でも、スイッチを入れようと意識するほど、
かえって空回りすることもあります。

経営でも同じです。
何かを変えようとするとき、
大きく舵を切ろうとしすぎて、
現場のリズムを崩してしまうことがある。

でも実際には、
“いつも通りを少しずつ取り戻す”方が、
ずっと自然で、長続きします。

平常心が、いちばん強い

思えば、仕事がうまく回っているときほど、
「頑張っている感」はあまりありません。

淡々としていて、
大きな感情の波もなく、
ただやるべきことを積み重ねている。

経営においても、
勢いがあるときより、
実はこういう“平常心の状態”の方が、
判断は安定しています。

焦らず、盛り上がらず、
でも止まらずに進んでいる。
その状態こそが、
一番、強いのかもしれません。

今年最初の仕事が「普通」だったことは、
きっと悪い兆しではありません。
むしろ、いいスタートだったのだと思います。

最後の問いかけ

あなたの「いつも通り」は、
ちゃんと戻ってきていますか?

コメント