経営コンサルタントとして大切にするべきものは何か、思いをお伝えします。
国家資格は決して、印籠や桜吹雪ではない
言うまでもないことかもしれませんが、国家資格である中小企業診断士を取得したからと言って、それをもって経営コンサルタントとしてあらゆる活動が正しく行えるようになるか、印籠や桜吹雪のように誰もがその言葉に従うようになるか、といえば、決してそんなことはありません。
資格取得はあくまでもスタートラインに立ったに過ぎず、運営方針でも掲げておりますが、私は常に学びの姿勢を持ち続け、日々の情報収集、多くの中小企業の経営者の方との対話を通じてこそ、信頼され効果的な経営コンサルティングができる中小企業診断士になれる、と考えております。
国家資格を取得したということは、国から経営コンサルタントとして活動して良い、と認めて頂いたに過ぎず、それをもって必ずしも、お客様である民間企業の経営者の方にとっての信頼を得られたということにはなりません。
人の信頼、というものは、大変重いものです。それは私がこれまで、自身で事業を16年間経営(2024年時点)してきた立場からも、強く感じるところです。
お客様が納得され信頼してくださるからこそ、依頼を頂けるということを、これまで何度も感じてきました。
また時としてそのご期待に十分こたえられず、深く反省したこともありました。
だからこそその信頼を裏切ってはいけない、期待値を超えるようなサービスを提供していきたい、と強く思っております。
信頼していただけるということ、その重みと責任を忘れずに
経営コンサルティングは正解のないものを導き出すサービスです。
「できるか、できないか」というよりも、「信頼して任せられるかどうか」がお客様にとっての判断基準になるのではないでしょうか。
例えば、独占業務のある他の士業資格であれば、依頼したい業務内容が明確で、それを完了させることで報酬を頂きます。
しかし中小企業診断士の経営コンサルティングの場合は、例えば「確実に売り上げを2倍にします」といった確約はできません。
もちろん経営改善の施策として売上拡大を目指すのであれば、2倍、さらにそれ以上に、といった目標を掲げ、その実現のために努力いたしますが、経営には不確実な要素が多く、「必ずできます」とはお約束できません。
それならばなぜ依頼するのか?といえば、やはりそこにあるのは「お客様から信頼してお任せいただけるかどうか」に尽きるのではないかと考えます。
「この人に頼めば、きっと経営が良くなるだろう」と期待してくださるからこそ、ご依頼いただけるのだと思います。
その信頼は、大変重いものです。
人の信頼はお金では買えません。だからこそ、その重みと責任を忘れず、精いっぱいの経営コンサルティングをさせていただきたい、と考えております。
経営者としての経験を活かして
私は音楽制作事業を2008年に立ち上げ、現在も継続しております。
16年間にわたり、全国から1,000人以上の方に1,200曲を超えるご依頼を頂いてきました。その歩みは、お客様から信頼していただけたからこそ実績を積み上げてこれたということを、今、改めて感じています。その思いに心から感謝しております。
その歩みのなかで経験させていただいたこと。
事業を経営していく困難さ、悩み、またそれらを解決へと導いて下さるような、お客様の存在。その先にあるサービスを買ってくださったことの喜び、お客様からいただいた嬉しいお声。その純粋な感謝のお言葉に、私自身も何度も言葉にできないほどの喜び、幸せを感じてきました。
その貴重な経験を、経営コンサルタントとして活かしていきたいと思っております。
それは売上一つ上げていくことを取っても、様々なコストを削減することを取っても、ブランド力・認知度向上を取っても、商品力・サービス改善を取っても、最終的な納品時の品質管理を取っても、経営に関するあらゆる経験が活かせると考えております。
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