
動画で見る診断ノートの記事説明
※この動画は「診断ノート」全記事に共通して掲載しています。
中小企業診断士としての日常のひとコマから、経営者としての“感情”や“判断”に潜むクセを見つめるこのシリーズ。
今回は、閉店間際の店に入ったときに感じた空気から、「終わり方」と仕事の向き合い方について考えてみます。
少しだけ、申し訳ない気持ちになる
その日は、用事が長引いていました。
気づけば時間は夕方を過ぎ、
立ち寄ろうと思っていた店の営業時間も残りわずかです。
入口を見ると、閉店まであと10分。
「今から入って大丈夫だろうか」
そんな気持ちが少しよぎります。
急いで買い物を済ませようと思いながら店に入ると、
店員さんが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれました。
ごく普通の挨拶です。
でも、そのときの表情や雰囲気が、妙に印象に残りました。
疲れている時間ほど、本当の姿が出る
一日の終わり。
働く側からすれば、
そろそろ片付けを始めたい時間かもしれません。
もう少しで終わる。
あと少し頑張れば帰れる。
そんな時間帯です。
だからこそ、その時間の対応には、
その人やその店の姿勢が表れやすいように思います。
もちろん、人間ですから疲れます。
私も仕事の終盤には、
集中力が落ちていることがあります。
だからこそ分かるのです。
元気な時間に丁寧なのは難しくない。
本当に差が出るのは、
疲れているときや余裕がないときなのだと。
評価は「最後」に残ることが多い
その店での買い物は数分で終わりました。
特別なサービスを受けたわけではありません。
でも帰るとき、
「感じのいい店だったな」と思いました。
振り返ってみると、
それは商品ではなく、最後の印象でした。
人の記憶には不思議なところがあります。
最初の印象も大切ですが、
最後の印象はさらに強く残ることがある。
経営でも同じです。
提案の内容。
会議の中身。
サービスの品質。
もちろん重要です。
けれど最後の対応や締め方によって、
全体の印象が大きく変わることがあります。
終わり方に、その人らしさが表れる
仕事は、始め方より終わり方の方が難しいのかもしれません。
始まったばかりの頃は、
誰でも気持ちが入っています。
でも、一日が終わる頃。
疲れが出る頃。
予定外のことが続いた頃。
そんなときに、
どんな態度で人と接するか。
そこに、その人らしさが出るような気がします。
閉店間際の店で感じた空気は、
決して特別なものではありませんでした。
ただ、最後まで変わらない丁寧さがありました。
だからこそ、印象に残ったのだと思います。
そしてそれは、
仕事だけでなく、日々の人間関係にも通じることなのかもしれません。
最後の問いかけ
あなたの最近の「最後の5分」は、
どんな空気を残していましたか?

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