
動画で見る診断ノートの記事説明
※この動画は「診断ノート」全記事に共通して掲載しています。
中小企業診断士としての日常のひとコマから、経営者としての“感情”や“判断”に潜むクセを見つめるこのシリーズ。
今回は、コピー機の前で順番を譲られた、ほんの一瞬の出来事から、「配慮」と判断の関係について考えてみます。
急いでいるときほど、周りが見えなくなる
少し急いでいるタイミングで、
コピー機の前に並びました。
前には一人。
その方も資料を広げていて、
すぐに終わる様子ではありません。
「少し待つことになりそうだな」
そう思いながら立っていると、
その方がこちらに気づき、
「どうぞ」と順番を譲ってくれました。
ほんの一言と、軽い動作。
それだけのことなのに、
印象に残る出来事でした。
判断は、準備された人にしかできない
そのとき感じたのは、
この行動は“たまたま”ではないということです。
後ろに人がいることに気づく。
自分の状況と相手の状況を一瞬で比較する。
そして、譲るという判断をする。
それらはすべて、
短い時間の中で行われています。
忙しいとき、余裕がないときには、
なかなかできることではありません。
つまりこの行動は、
その人の中にすでにある“判断の基準”が、
自然に表れたものなのだと思います。
配慮は、能力であり習慣でもある
経営の現場でも、
こうした瞬間的な判断は頻繁に起こります。
どちらを優先するか。
誰に時間を使うか。
今この対応をするべきか。
その判断は、
ゆっくり考えて決めるものもあれば、
瞬間的に求められるものもある。
そして後者の多くは、
その人の普段の姿勢や習慣によって決まります。
配慮とは、
優しさだけではなく、
判断の質でもあるのだと思います。
小さな行動が、空気をつくる
コピー機の前でのやり取りは、
ほんの数秒の出来事でした。
それでも、
その場の空気は確実に変わりました。
少しの緊張がほぐれ、
やり取りが柔らかくなる。
その影響は、
その場にいる人全体に広がっていきます。
組織でも同じです。
空気は、方針やルールだけでつくられるものではなく、
日々の小さな行動の積み重ねで形になります。
そしてその行動は、
誰かが特別に指示しなくても、
自然に起きるものの方が、強く残る。
一瞬の判断に、その人が出る
コピー機の前で順番を譲られた瞬間、
そこにあったのは、
特別なスキルではありませんでした。
ただ、
状況を見て、
自然に行動しただけ。
でもその“自然さ”の中に、
その人の判断力や価値観が、
そのまま表れているように感じました。
経営においても、
最終的に問われるのは、
こうした一瞬の判断の積み重ねなのだと思います。
最後の問いかけ
あなたは最近、
「一瞬で選んだ行動」に、どんな判断が表れていましたか?

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