第7回|靴を間違えた朝 →「自分を整える習慣の力」【日常発見の窓口から】 | ソング中小企業診断士事務所

第7回|靴を間違えた朝 →「自分を整える習慣の力」【日常発見の窓口から】

第7回|靴を間違えた朝 →「自分を整える習慣の力」(日常発見の窓口から)

動画で見る日常発見の窓口からの記事説明

※この動画は「日常発見の窓口から」全記事に共通して掲載しています。

まさかの“左右違う靴”事件

あれは数か月前の朝のことです。
出かける前に少しバタバタしていて、「よし」と靴を履いて外に出たのですが、駅のホームで違和感に気づきました。

――ん?足元、なんか変?

ふと見下ろすと、左右でまったく違う靴を履いていたんです。
右はレザースニーカー、左は黒の革靴。
完全に“やらかし”です。

幸い、引き返せるタイミングだったので取りに戻りましたが、なんとも気が抜ける朝でした。

小さなミスは、心の乱れから

この出来事で気づいたのは、「靴を間違える」という表面的なミスの奥に、自分の“乱れ”があったことです。

  • 前日の夜に考え事をしすぎて寝不足
  • 朝の予定を詰めすぎて焦っていた
  • スマホの通知に気を取られていた

つまり、靴を間違えたのは偶然ではなく、「整っていない自分」が表に出たサインだったのです。

経営者にとって、この“心の乱れ”はとても怖い。
なぜなら、判断力に直結するからです。

自分を整える「習慣」が経営を守る

私は音楽制作をしていた頃から、ある程度“ルーティン”を大切にしてきました。

  • 朝の検索順位チェック
  • メールを書く前に必ずコーヒーを淹れる
  • 資料は必ず印刷して確認しながら読む

こうした一見ささいな習慣が、「整える」ための儀式になっていました。
そして今、それは経営支援という仕事にも活かされています。

習慣には、「一時的な感情の波」をなだらかにする力がある。
毎日同じことをすることで、ブレや焦りから自分を守る。
だからこそ、経営者こそ、忙しいときほど“自分を整える習慣”を大切にしてほしいと思っています。

ミスは、自分を取り戻すチャンス

靴を間違えたあの日、私は一度家に戻ることで、なんだか気持ちもリセットされました。

「あ、焦ってたな」「少し無理してたかも」

そんなふうに、自分を俯瞰できるタイミングって、案外“やらかし”の中に潜んでいるものです。

もちろんミスはしないに越したことはありません。
でも、それを「整えるきっかけ」に変えられたなら、むしろプラスだと私は思います。

今日の靴は、ちゃんと左右そろっています。
そのことにちょっと感謝しながら、今この原稿を書いています。

あなたへの問いかけ

あなたには、毎日を整える“習慣”がありますか?
それは、忙しい時ほど守れているでしょうか?

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